「日本一小さな組織」設立60年 被爆の実相伝え続ける

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設立からの60年を振り返る秋田県被団協事務局長の佐藤さん
設立からの60年を振り返る秋田県被団協事務局長の佐藤さん

 秋田県内在住の被爆者らでつくる秋田県原爆被害者団体協議会が今年、設立から60年を迎えた。「日本で一番小さな被爆者組織」として、秋田から核廃絶と非戦を発信してきたが、原爆投下から76年がたち、会員の減少や高齢化にも直面している。

 8月6日、広島市で開かれた原爆死没者慰霊式・平和祈念式に、秋田県被団協事務局長の佐藤力美さん(83)=能代市=が出席していた。

 被爆者の悲願だった核兵器禁止条約が発効されて初めて迎えたその日だったが、唯一の戦争被爆国である政府は条約の署名を拒んだまま。あいさつに立った首相が核廃絶に尽力することの大切さを説く部分の原稿を読み飛ばす状況に、「原爆や戦争の恐ろしさを本当には分かっていないのだろう」と感じたという。

 秋田県被団協は1961年11月、県内の被爆者が関係団体などの支援を受けて結成した。翌年には日本原水爆被害者団体協議会に加盟。被爆者の発見や被爆者健康手帳の交付、被害調査の実施のほか、日本被団協主催の活動などに積極的に参加し、核兵器の根絶を訴えてきた。

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