大館・山田地域唯一の商店が閉店へ 「最後の日は1人で万歳かな」

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 秋田県大館市山田地域で唯一の商店だった「能村商店」が30日、閉店する。店主の能村房二さん(88)が体調を崩し、明治時代から地域住民の暮らしを支えてきた店を閉める決断をした。能村さんは「体が思うように動けば、まだまだ続けたかった。山田の人たちには感謝しかない」と話している。

「かつては山田の人たちの買い物は100パーセント能村商店という自負があった」と語る能村さん


 食品や日用品、農作業用品を置く能村商店は150年ほど前に行商から始まったとされ、能村さんで5代目。父親の代までは酒やしょうゆ、すげがさや手袋を中心に売っていたが、店舗を大きくした1970年以降は肉や魚といった生鮮食品、揚げ物や煮付けなどの総菜に力を入れた。

 「農家は朝早くから夜遅くまで働きづめだった。ここに総菜なんかを置けば、山田の女性たちの炊事が少しでも楽になるんでないかと思って」と能村さん。80、90年代の最盛期には朝5時から夜11時まで店を開けていた。

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