地方点描:地域の味[本荘支局にかほ市駐在]

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 9月上旬、にかほ市のある家にお邪魔した。「今年も庭の木が実ってね」と振る舞われたのは生のイチジク。手で割って皮ごと口に運ぶと、じんわりと優しい甘みが広がった。イチジクがすぐそばにある日常に、にかほ市に住んでいるという実感がこみ上げた。

 県内最大のイチジク産地・大竹地区は現在、収穫のピークを迎えている。先日、勢至保育園の園児が地元の圃場を見学する様子を取材した。農家の須藤実さん(68)の話を聞いた後、子どもたちは実や葉を近くで見つめたり、迷路のように立ち並ぶ木の間を歩いたり。その後、朝採りのイチジクが振る舞われると、恐る恐る口を付ける子、隣の子が食べるまで待っている子など、一部の園児が戸惑っていることに気付いた。

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