花岡事件ゆかりの場所で… 「共楽館」棟札と映写機を保管

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棟札を持つ菅原さんと映写機2台
棟札を持つ菅原さんと映写機2台

 秋田県大館市比内町達子の建設業菅原金雄さん(73)が、「花岡事件」の現場の一つとされる鉱山会社の慰安施設で、解体されて今はない「共楽館」の棟札と、映画上映の際に使われた映写機を保管している。菅原さんは「往時にはたくさんの人が訪れた施設で、映写機は地元の人たちに愛された証しとなるもの。大事にしたい」と話している。

 共楽館は戦中、同市花岡町に建てられた大型の木造娯楽施設。当時1300人を収容した。桟敷席や舞台、売店なども備えた本格的な劇場で、映画の上映のほか、歌舞伎や人形劇、狂言など多彩な公演を展開。鉱山城下町として発展した地域を象徴する建物だった。

 しかし、1945(昭和20)年に起きた事件をきっかけに悲惨な歴史の場所として刻まれる。いわゆる「花岡事件」。劣悪な労働環境や虐待に耐えかねて蜂起した中国人が鎮圧後に拷問を受けた場所とされ、事件ゆかりの地となった。

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