戦禍の記憶:父のはがき 妻子への思い切々と

有料会員向け記事
お気に入りに登録

 「昨夜はお前たちの夢を見てうれしかった。又そのうち夢で會はう」。秋田市の岩谷三千子さん(80)の手元には、父・遠藤三治さんが戦地から家族に宛てたはがきや手紙の束が残されている。岩谷さんは、細かい字で書かれた文章を読み返し、「難しいことばかり言っていた父が、家族のことをこんなふうに思っていたなんて」と、知らなかった一面や戦地での生活を想像している。

 ◇  ◇

中国南部で従軍した父について語る岩谷さん

 三治さんは1915年生まれ。44年に召集されて通信部隊に所属し、中国南部の広東方面で従軍。終戦後秋田に帰還し、76歳で亡くなった。

 岩谷さんがはがきを見つけたのは、10年ほど前。横手市にあった母・千代子さん(故人)の実家を妹と弟と3人で片付けていた時、和だんすの中から出てきた。約70通がひもで束ねてあった。

※この記事は「有料会員向け記事」です。有料会員(新聞併読、電子版単独、ウェブコースM、ウェブコースL)への登録が必要です。
(全文 1518 文字 / 残り 1183 文字)

この連載企画の記事一覧

秋田の最新ニュース