衆院選・候補者の横顔:秋田1区・冨樫博之候補(自民・前) 防災への思いは人一倍

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冨樫博之候補

 岸田政権の復興副大臣に就任した。復興庁の政務三役では唯一の東北出身者。「身の引き締まる思い。当選したら、いの一番に被災地に足を運び、地域の課題に応じた支援策を講じたい」と語る。

 秋田経済大(現ノースアジア大)で応援団長を務めた威勢の良さを買われ、故野呂田芳成衆院議員(能代市出身)の秘書を16年間務めたことが政治家を志したきっかけ。1995年の県議選で初当選し、連続5選を果たした。

 10年前の東日本大震災の発生時は、議長として県議会本会議に出席していた。甚大な被害を知り、「東北は一つ」との思いで被災地への救援物資の配送を県に促した。2012年に衆院議員に初当選してから9年間、震災復興特別委員会に所属。被災3県を繰り返し視察しただけに、防災に懸ける思いは人一倍強い。

 大仙市と秋田市で700戸余りが浸水した17年の豪雨災害では、雄物川の治水対策を政府に強く要望。激甚災害対策特別緊急事業による堤防整備につながったと自負する。

 新型コロナ感染拡大で、以前のように毎週帰県し、地域や後援会の行事に顔を出すことはできなくなった。ウェブ会議も活用したが、「間近で話を聞くのが一番いい」と、もどかしさを口にする。

 秋田市太平の農家の生まれ。「水田が広がる秋田の原風景を守りたい」と言う。街頭で訴えるのは、若者の定住に向けた農家の所得向上や洋上風力発電による産業振興といった将来像だ。「秋田が元気にならなければ、日本は再生しない」。初当選以来変わらない思いを胸に、選挙戦に臨む。

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