投票へ行こう:候補者、どう分析? NPOが若者集めワークショップ

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 衆院選は31日投開票に向け中盤戦に入った。若者の政治への関心を高めようと、23日には秋田市内で、学生らを対象としたワークショップや若者と高齢者が意見を交わすラジオ収録が行われた。参加者は議論を通して、選挙に参加する意義や一票を投じる重要性を考えた。

 秋田市山王臨海町のさきがけホールでは、若者を対象にしたワークショップが開かれ、大学生や中学生ら13人が秋田1区の立候補者2人をスマートフォンで調べ、意見を交わした。

 参加者は二つのグループに分かれ、自民党前職の冨樫博之候補(66)と、立憲民主党前職の寺田学候補(45)をスマートフォンで検索。2人の印象や政策などをメモに書き、模造紙に貼り出した。

立候補者の印象や政策についての意見をまとめる参加者=さきがけホール


 印象については「話をしっかり聞いてくれそう」「誰でも親しめそう」「昔とても苦労していた」といった言葉が並んだ。政策については「子育て世代に優しい」「働き盛りを中心に支援」「教育支援が充実している」などと分析した。「あまり具体性がない」「秋田に関係ない政策」といった指摘もあった。

 参加した秋田大の岩井保乃華さん(21)は「2人の候補者がどのようなことを主張しているのか、より深く考えることができた。投票先を決める良い機会になった」と話した。

 ワークショップはまちづくりを考える秋田市のNPO法人「まちづくりトライアングル」(加藤俊介理事長)が、衆院選に合わせて若い世代の政治への関心を高めようと初めて開いた。

 村上仁志事務局長は「若者が投票に行かないと、若い世代が政治の恩恵を受けられる機会も減ってしまう。少しでも政治を知り、選挙に関心を持つきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

「一票が世の中変える可能性、諦めないで」 エフエム椿台で25日放送


 秋田市雄和のエフエム椿台(79・6メガヘルツ)では、パーソナリティーを務める新野のりこさん(秋田市)のラジオ番組「Manabiのサロン」の収録が行われ、市内の20代、60代、70代の有権者3人と低迷傾向にある若者の投票率などについて議論した。

 収録では「選挙のイメージ」「若者の投票率」「衆院選」など7項目について約30分間意見を交わした。

若者の投票率などについて意見を交わす松本さん(右から2人目)ら=エフエム椿台


 学生時代に国際教養大で政治学を学んだという松本トラヴィスさん(23)=秋田市、会社経営=は「日本は有権者が積極的に政治家の情報を得ようとしなければ手に入らない」と指摘。投票率アップには「(候補者側が)情報発信を改善する必要がある」と訴えた。

 若者の投票率の低迷について、県映画センター事務局長の吉田幸雄さん(69)=秋田市=は「『誰に入れても変わらない』という諦めがあるのだろうが、その一票が世の中を変える可能性があるということも考え、選挙に行ってほしい」と語った。

 新野さんは「投票は国政に声を届ける代表者を選ぶ大切な国民の権利。今回の放送で少しでも選挙が身近に感じるきっかけになってほしい」と話した。

 番組は、25日午後1時と同11時の2回放送する。

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