「内面の表現が醍醐味」 対馬康子さん、全県俳句大会で講演

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対馬さん(画面)がオンラインで講演した第94回全県俳句大会
対馬さん(画面)がオンラインで講演した第94回全県俳句大会

 第94回全県俳句大会(秋田魁新報社主催)が24日、秋田市の県生涯学習センターで開かれた。俳人の対馬康子さん(68)=俳句結社「麦」会長、「天為」最高顧問、東京都=が「こころを詠む」と題してオンラインで講演。「あるがままを模写するのではなく、自分の内面を表現するところに俳句の醍醐味(だいごみ)がある」と述べた後、出句者の作品から秀作を選んで講評した。

 対馬さんは、俳句を文学の域に高めた句として、松尾芭蕉(1644~94年)が「おくのほそ道」で江戸を出発する際に詠んだ〈行春(ゆくはる)や鳥啼(とりなき)魚(うお)の目は泪(なみだ)〉を取り上げた。二度と帰らない決意を示すべく、本来涙を流さない鳥や魚が泣くとした超現実を詠んだとし、「『こころ』を表現する姿勢が、現代俳句にも脈々と生きている」と話した。

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