うつ病と自殺、関係認めず トヨタ販売店巡る山形地裁の和解

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 トヨタ自動車系列の販売会社「ネッツトヨタ山形」(山形市)に勤務していた男性=当時(27)=が自殺したのはうつ病が原因として、遺族が同社に損害賠償を求めた訴訟で、山形地裁で26日に成立した和解の中ではうつ病と自殺の因果関係が認められていなかったことが27日、関係者への取材で分かった。

 男性の妻は和解を受け「労働災害が起きた事実をきちんと受け止め、二度と同じことが起きないようにしてほしい」とのコメントを出した。

 ネッツトヨタ山形の担当者は「今回の事実を真摯に受け止め、再発防止に努める」としている。

 訴状によると、男性は2010年4月に入社。長時間労働を強いられた上、上司から「ごみ」「くず」などと言われうつ病と診断された。12年5月に退職、15年9月に自宅で自殺した。山形労働基準監督署は16年8月、自殺を労災と認定した。