店長「叱られても何度も確認」 声掛けが特殊詐欺被害防ぐ
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特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、秋田中央署は秋田市のローソン秋田泉中央三丁目店(石塚淳子店長)に感謝状を贈った。電子マネー購入の理由を明かさない70代男性客に、再三にわたって店側が確認を繰り返したのが奏功した。
秋田中央署と店によると、男性客は10月8日正午ごろに来店。メモを見ながら電子マネーの名を挙げ、「どれだ」と店員の佐々木江里さん(37)に尋ねた。
佐々木さんが「自分で使うのですか」と尋ねると、男性は「そうだ」と返答。違和感を覚えた佐々木さんや石塚店長が使用目的をさらに2度確認すると、男性の答えは「パソコンがウイルスに感染した。解決するために必要と言われた」と変わった。石塚店長が近くの交番に相談し、特殊詐欺と判明した。