最先端のがん治療施設「東北の皆さん活用して」 山形大学長

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2月にがん治療をスタートした東日本重粒子センターについて説明する玉手学長
2月にがん治療をスタートした東日本重粒子センターについて説明する玉手学長

 山形大の玉手英利学長(66)が16日、秋田市で開かれた東北経済連合会の会合のため来県し、秋田魁新報社を訪れた。2月に治療を開始した東北・北海道で初の重粒子線がん治療施設「東日本重粒子センター」について、「患者の負担軽減など治療のメリットは大きい。東北の皆さんに活用してもらいたい」と話した。

 重粒子線治療は放射線治療の一種で、重粒子と呼ばれる炭素の原子核を加速させてがんに照射する。山形大によると、従来のエックス線に比べて破壊力が強く、がんに集中的に照射できるため健康な臓器への負担が少ない。照射回数も少なくて済むという。

 センターは、山形大が国の補助などを受けて2020年12月に開設。重粒子線治療施設としては国内7カ所目で、東北・北海道では唯一。前立腺がんを治療する「水平照射室」が既に稼働しており、玉手学長は「11月12日時点で秋田県6人を含む452人の予約をいただき、順次治療を行っている。国、経済団体、山形県など多くの支援をもらって設置できたもので、広域的に使ってもらうことが大学の責務だ」と述べた。

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