時代を語る・関登美子(26)おにぎりに思わず涙
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昭和48(1973)年10月下旬、約2カ月のヨーロッパ公演を終え、帰国のためパリに出ました。ところがスタッフが航空券の予約を忘れ、1週間ほど足止めされたんです。
諦めて宿を取り、みんなで食事に行った。そこで意気投合したのが、現地の建築家や弁護士の一行。なぜか東京の人口の話になり、私は1千万人を超えている確信があったから、ペーパーナプキンに「1000」と書いた。ところが彼らは「トミコ、今日はワインを飲み過ぎたようだ」とゼロを一つ消したの。
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