北斗星(12月15日付)

 「28個食べました」というテレビCMでおなじみの「秋田銘菓 金萬」に新しいタイプの商品が登場した。中身に変わりがあるわけではない。1個ずつ小袋で包装した。長年、小袋入りはないのが当たり前と思っていただけに新鮮な印象を受ける

▼直接手で触れないため新型コロナウイルスの感染対策になり、賞味期限も延びた。1953年、秋田市の秋田駅前にあった「金座街」で生まれたまんじゅうだからこの名がある。70年近い歴史に新たな一ページが加わった

▼「今年の漢字」が「金」に決まり、身近な例を思い浮かべた。漢字を募集した団体によると、東京五輪・パラリンピックで日本人選手の「金メダル」が相次いだこと、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手や将棋の藤井聡太四冠が打ち立てた「金字塔」を理由とする応募者が多かった

▼コロナに関連した「給付金」を挙げる声もあった。18歳以下への10万円相当給付を巡っては、臨時国会でなお議論が続く。現金給付は原則5万円で、残る5万円分はクーポンとの政府方針は二転三転した

▼結局、年内の現金一括給付も認めるという。実務を担う自治体は振り回された格好だ。とはいえ、家計の厳しい子育て世帯にとっては切実な問題。一刻も早く届けてほしい

▼オミクロン株は気掛かりだが、このままコロナの状況が落ち着いていれば年末に帰省する県出身者は増えるのでは。久々のだんらんの場に金萬をはじめ懐かしい味があれば話も弾むだろう。

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