イージス・アショア、これで幕引きではない

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 防衛省が新たな事実や見解を示すことはなく、説明会は型通りの謝罪に終始した。だが、これまでの経緯を踏まえれば何の不思議もない。

 イージス・アショア配備計画の停止を表明した昨年6月、知事らと会談した河野太郎防衛相(当時)は「地元に謝罪と説明を」という要望に「しっかり説明したい」と応じた。しかし、その河野氏は3カ月後に行政改革担当相へ担当替え。たなざらしのまま2度目の年越しを迎える直前でようやく開催されたのが、この日の説明会だった。

 防衛省とすれば、元大臣が残した約束をとにかく履行するのが主眼だったのだろう。大臣や副大臣といった政務三役はおろか本省の幹部職員も出席せず、昨年9月に公表済みの資料をなぞるだけの説明に終始。住民の質問に対しては答えにならない説明を繰り返した。配備計画のさなかに防衛省が幾度も述べた「地元の理解」という言葉がいかに空虚だったかを、いまさらながら実感させられるやりとりだった。

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