若者のミカタ:若者の減少、秋田への影響は 有識者にインタビュー

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 若者の減少が続くことは秋田の人口や地域にどんな影響を与えるのだろうか。人口動態に詳しいニッセイ基礎研究所(東京)のシニアリサーチャー・天野馨南子さん(50)と、国際教養大准教授で「サステイナビリティ学」が専門の工藤尚悟さん(37)に聞いた。

若い女性の流出止めて


ニッセイ基礎研究所シニアリサーチャー・天野馨南子さん

 ―戦後、ほぼ一貫して続いた若者の流出は、秋田の人口減少にどんな影響を与えているのでしょうか。

 「秋田県の出生数は、1970年から50年間で75%も減っています。減少率は全国トップです。夫婦が持つ子どもの数や県の合計特殊出生率が4分の1になったわけではなく、結婚前の若年層の転出超過が多大な影響を及ぼし、人口再生産の機能不全を起こしています。若者の転出超過に目を向けなければ、地域消滅コースから抜け出すことは不可能に近いと言えるでしょう。とにかく若者の実数を増やすことが重要です。

 ―天野さんは、若い女性の流出が少子化に直結していると指摘しています。

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