あのスターも撮影!?戦前から令和まで、秋田の映画ロケ地

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 のどかな田園風景や歴史ある街並みが点在する本県では、戦前から多くの映画が撮影されてきた。映画ロケは撮影地の知名度向上や観光PRにつながるほか、地元住民にとっては身近な土地の魅力を再発見する機会にもなる。往年の名優の出演作や、隠れた話題作など、関係者の声も織り交ぜながら紹介する。

主演の武田鉄矢、方言に苦戦

思えば遠くへ来たもんだ(1980年)

公開時の新聞広告(1980年8月1日付の秋田魁新報)


 武田鉄矢演じる熱血教師・青田喜三郎が、九州から現地の「角館東高校」へ赴任し、秋田弁と九州弁のずれに戸惑いながらも、つぶれかけた柔道部を再建する物語。笑いと涙、切ない恋が入り交じる青春映画だ。

 約20年後、コンサートツアーで来県した武田は当時を振り返り、「地元のおばあさんの方言がすごくて、全然分からなかった」(1998年8月5日付本紙)と語っている。

当時の角館駅を歩く青田喜三郎役の武田鉄矢(遠藤康さん提供)


 仙北市角館町の「料亭稲穂」の女将・後藤瑞子さん(62)は、青田が下宿する呉服店の店員を演じ、方言指導もした。武田との共演について「台本を見て真剣にやっているこちらが読み間違えたと思うほど、アドリブが多かった。本気で声を出して笑ってしまい、NGを出したこともあった」と振り返る。

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