県の新型コロナ警戒レベル 能代保健所管内を3に引き上げへ

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 秋田県は19日、新型コロナウイルスの県独自の感染警戒レベルを、能代保健所管内(能代山本地域)に限り「3(警戒)」に引き上げることを決めた。新変異株「オミクロン株」の影響により、感染者集団(クラスター)が相次いだことなどを受けて判断した。全県に対しては、21日からまん延防止等重点措置の適用が始まる東京など13都県との不要不急の往来を避けるよう求める。新型コロナ対策本部会議を開き、決定した。

 警戒レベルを引き上げる期間は、21日から来月4日までの2週間の予定。佐竹敬久知事は「能代山本地域の皆さんには、感染を抑えるための大切な時期と捉え、細心の注意をお願いする」と要請。集会やイベントの開催を慎重に判断することや、職場、飲食店での感染防止対策の徹底を求めた。

 能代保健所管内では今月、県全体の4割超に当たる112人の感染が判明。県の土田元・危機管理監は「1つのクラスターが次のクラスターを生む状況がみられ、さらなる感染の広がりが懸念される」と述べた。

 警戒レベルの引き上げを受け、能代市は新型コロナ対策本部会議を開き、今後の対応を確認した。県の要請を踏まえ、市民に感染対策の徹底やイベント開催の慎重な判断を呼び掛ける。斉藤滋宣市長は「これまでも手洗いやうがいの徹底、大人数での会食を避けるなど基本的な感染対策をお願いしてきたが、引き続き徹底してほしい」と話した。

 能代保健所管内を除く地域の警戒レベルは「2(注意)」のまま。県は全県に対し、まん延防止等重点措置の対象地域との往来自粛を要請。やむを得ず往来する際には、PCR検査や健康観察の徹底を促す。

 佐竹知事は「狭い空間で大人数が飲食を長時間続けたことで、クラスターが発生する事例が多くなっている」と述べ、会食に関する注意喚起を強化した。不特定多数による会食を控え、やむを得ず参加する場合は会食前にPCR検査を受けるといった感染防止策を取るよう呼び掛けた。

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