高校生に出前授業で「模擬選挙」 愛知弁護士会、18歳成人見据え
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愛知県弁護士会の弁護士らが19日、県立蒲郡東高校を訪れ、1年生への出前授業で、架空の国政選挙で生徒が投票する「模擬選挙」を行った。民法上の成人年齢が4月から18歳に引き下げられることを見据えた主権者教育の一環。
授業では、候補者役の弁護士6人が架空の3党に分かれ「コロナ禍で落ち込んだ経済の回復を重視すべきだ」「環境に関する規定を憲法に入れ、持続可能な社会を目指していこう」などと主張。エネルギー政策や少子高齢化対策についても演説。生徒約150人が投票した。
投票後、参加した生徒(16)は「政策の根本となる理念がぐらついていないかを見て判断した」と話した。