「無事でいて」 トンガ出身の2人、親族へ思い募らす
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15日に海底火山の大規模噴火と津波に見舞われた南太平洋の島国トンガでは、現在も被害の全容がつかめず、通信手段は不安定な状況が続いている。ラグビーを縁に秋田県で暮らすトンガ出身者も不安を募らせている。
秋田市新屋に住むヴェア・シオーネ真貫(まぬ)さん(30)は「姉のことが心配で元気が出ない」と落ち着かない。噴火が起こる直前、トンガに住む姉のメレマイレ・カウフシさん(34)、ニュージーランドに住む両親とテレビ電話をつないでいた。突然、姉が「石の雨が降っている」と話し、避難しようとしていたところで通話が切れ、それ以降連絡が取れていない。