南極つながり…同郷の英雄・白瀬中尉と不思議な縁

会員向け記事
お気に入りに登録

白瀬矗(白瀬南極探検隊記念館提供)

 【昭和基地=南極観測隊同行記者】白瀬矗(のぶ)(1861~1946年)が日本人として初めて南極を探検してから110年。白瀬と同郷、秋田県にかほ市出身の観測隊員佐藤弘康さん(36)=マリン・ワーク・ジャパン=が、海洋観測に当たっている。先人の節目に極地にいる縁を感じながら、酸性化や環境変動といった海の解明に貢献しようと励む。

 「南極を志すようになったのは、地元にそういう人がいたからだろう。不思議な縁を感じる」。南極の海に抱かれ、佐藤さんは郷土の偉人に思いをはせる。

 白瀬は現在のにかほ市金浦出身。地元の英雄として顕彰され、白瀬南極探検隊記念館がある。同市象潟町出身の佐藤さんも「小学生の時に社会科見学で記念館に行った」と記憶する。この頃から理科が好きで、本荘高では部活動で酸性雨の研究を通じて、大気の物質循環に興味を持った。

同じジャンルのニュース