秋田県内暴風雪、建物被害相次ぐ 22日も冬型に【動画】
秋田県内は21日、強い冬型の気圧配置の影響で暴風雪に見舞われ、沿岸部を中心に建物被害が相次ぎ 交通機関も乱れた。
秋田地方気象台によると、同日午後4時までの最大瞬間風速は、八峰町八森29メートル、にかほ市27・1メートル、秋田市26・2メートル、能代市25・5メートルなど。
県総合防災課は同日午後4時50分までに、秋田市や井川町、八郎潟町、羽後町でトタン屋根がはがれるなどの建物被害を7件確認した。けが人はいなかった。

このうち秋田市南通亀の町では午前8時半ごろ、ビルに設置された看板の一部が高さ約1メートル、幅約4メートルにわたってはがれた。
JR秋田支社によると、92本が運休し、16本に最大2時間8分の遅れが出た。
終日運転を見合わせたのは、羽越線の酒田(山形県)―新屋間と、五能線の能代―五所川原(青森県)間。北上線も午後1時ごろから北上(岩手県)―横手間で運転を見合わせた。奥羽線は特急、快速、普通の上下計23本が運休・区間運休。花輪線は普通列車上下計10本が運休・区間運休した。
全日空と日本航空は県内空港発着の全便を欠航とした。
秋田市の秋田南高校と同校中等部は休校となった。
気象台によると、22日も冬型の気圧配置が続くため、雪が降るところが多い見込み。
JR秋田支社は、始発から午前8時ごろまで、羽越線の酒田―羽後本荘間で運転を見合わせる。羽後本荘―秋田間でも一部列車の運休が決まっている。奥羽線は新庄(山形県)―横手間で上り普通列車1本が運休。花輪線は盛岡(岩手県)―大館間で普通列車上下計2本が運休する。
横手市は、市道横手平鹿増田線(通称・アップルロード)約4・6キロを正午まで通行止めとする。迂回(う/かい)路がある。
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