北斗星(2月21日付)

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 多くの人の願いを代弁していたのではないだろうか。北京冬季五輪のカーリング女子日本代表チームへの応援メッセージが、本紙などに掲載されたテレビ番組欄に隠されていた

▼試合の番組案内の横書きの文で左端の文字だけを拾って縦に読む。準決勝があった18日付は「石の上にも4年」、決勝があった20日付は「カーリング金へ」と読み取れた。「縦読み」という言葉遊びだ

▼初の金メダルは逃したが、前回平昌大会の銅を上回る銀。五輪最終日を盛り上げた健闘をたたえたい。選手たちが次回大会での金を目指して一層切磋琢磨(せっさたくま)し成長するだろうと、期待が膨らむ

▼日本選手団の獲得メダル数は過去最多の18個。有力視された種目でメダルを逃し、選手が涙する場面もあったが、逆にそこまでの注目度でなかった種目でメダルを手中にする選手もいた。そんなドラマの一つ一つが長く語り継がれるだろう。ベストを発揮した選手たちが与えた感動は忘れ難い

▼アルペンスキー女子の向川桜子選手(横手市)はコースアウトする選手が続出する中、2種目計4本を最後まで滑り切り笑顔を見せた。バイアスロン女子の立崎芙由子選手(北秋田市出身)は県勢最多の4大会連続出場。5種目のうち女子15キロで五輪自己最高の27位となり満足そうだった

▼まん延防止等重点措置が続く地域が多く、コロナ禍は今なお収束見通しが立たない。最後まで全力を尽くし、前向きな姿勢で元気をくれた全ての選手に拍手を送りたい。