県内食品メーカーに値上げの動き 原材料価格上昇止まらず

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 小麦や大豆、包装資材などの価格高騰を受け、秋田県内の食品メーカーが値上げに踏み切る動きが出ている。デフレの長期化に伴い、メーカーは消費者離れを招きかねないとして価格転嫁を避ける傾向があったが、原材料費の上昇が止まらず、14年ぶりに値上げする企業もある。ロシア軍のウクライナへの侵攻により、原油価格の高騰に拍車が掛かりかねないとして、県内企業からは先行きを危ぶむ声も聞かれる。

「原油高騰、小麦の輸入価格にも影響」


 製麺会社・八郎めん(男鹿市)は3月1日出荷分から、ラーメンやそば、うどん、焼きそばといった家庭向けの全商品約100種類を5~7%値上げする。小麦やコーンスターチ、植物油の高騰で麺やスープの原材料費が上昇したことが要因だ。

 杉渕正英社長はウクライナ情勢の緊迫化に伴い、燃料価格の上昇も懸念。「原油価格は輸送コストや包材費だけでなく、小麦の輸入価格にも影響する。原油価格がさらに上昇すれば、会社の収益に悪影響を与えかねない」と話す。

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