東洋紡の大館拠点、2024年稼働 ニプロ内で人工腎臓一貫生産

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協定書を手にする(左から)福原市長、竹内社長、佐竹知事
協定書を手にする(左から)福原市長、竹内社長、佐竹知事

 東証1部上場の繊維大手・東洋紡(大阪市、竹内郁夫社長)は11日、秋田県、大館市と立地協定を締結した。新工場を医療機器大手ニプロ(大阪市)の大館工場内に設置する。東洋紡は大館工場に透析患者向け人工腎臓の素材を供給しており、新たに一貫生産体制を構築することで作業効率を高める目的。2024年6月の稼働予定で、将来的に27人を地元から雇用する考え。

 東洋紡が新工場で生産するのは、患者の血液をろ過して尿素などを除去する「中空糸(ちゅうくうし)」と呼ばれる膜。人工腎臓1個につき、束状にした中空糸1万本が使われるという。

 同社は現在、中空糸を岩国事業所(山口県)で生産し、陸路で大館市まで輸送している。しかし、透析患者は今後増加が見込まれ、人工腎臓の需要拡大も予想されるため、ニプロ大館工場内で一貫生産することにした。大館工場によると、これにより人工腎臓の生産能力はおよそ5割増となる見込み。

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