ロシア産肥料原料、輸入ゼロ ベラルーシ産も代替先探る

※写真クリックで拡大表示します
日本が調達していた塩化カリウム鉱山の採掘現場=ロシア中部ペルミ地方のソリカムスク市
日本が調達していた塩化カリウム鉱山の採掘現場=ロシア中部ペルミ地方のソリカムスク市

 ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、日本が輸入するロシア産の肥料原料がゼロになったことが21日、分かった。主要な肥料原料である塩化カリウムの調達先を、全国農業協同組合連合会(JA全農)や商社が他の国に切り替えた。ロシアに協力するベラルーシ産も代替する動きが出ており、日本は輸入量の約4分の1を他国産に切り替えることになる。

 経済制裁下にあるロシアからの調達が困難な中、日本への安定供給を確保するため、JA全農は調達先をカナダに、商社はヨルダンに変更。ロシアとベラルーシの塩化カリウムの生産量は世界シェアの約4割を占めるが、両国産を避ける動きが各国でも出ている。

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料+月額330円)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。