大潟村の72歳、パラグライダーで山脈越え太平洋岸へ 空中で「いける」と判断、ルート変更
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秋田県男鹿市の寒風山パラグライダースクールで校長を務める小野寺久憲さん(72)=大潟村=が、日本海側にある寒風山から太平洋に面した岩手県久慈市まで無着陸で飛行することに成功した。パラグライダーで本州の山脈を越えて横断に成功したのは初めて。小野寺さんは「太平洋が見えたときは『やったぞ』と声が出た」と歓喜の瞬間を振り返る。
動力を持たないパラグライダーは上昇気流に乗って高度を稼ぎ、滑空しながら前進する。これを繰り返すことで長距離飛行が可能になる。
小野寺さんは4月28日、上昇気流の存在を示す雲がいくつも出ていることから出発を決断。標高354メートルの寒風山を午前10時過ぎに飛び立つと、旋回しながらすぐさま高度千メートルほどまで上昇した。
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