ザンビアの無医村に待望の診療所 秋大医学部卒の医師ら支援

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 秋田大医学部をこの春卒業した宮地貴士さん(25)=平鹿総合病院研修医、東京都出身=が代表を務める任意団体の支援で、アフリカ・ザンビアの無医村に3月、待望の診療所が正式オープンした。支援活動を始めて5年。トラブルによる計画の遅れを乗り越え、開院にこぎ着けた。団体は今後も、現地の医療人材育成に協力していく。

ザンビア・マケニ村に開院した診療所(ザンビア・ブリッジ企画提供)


 診療所ができたのは、約100世帯が暮らすマケニ村。外来診察室と待合室、分娩(ぶんべん)室があり、トイレ、ソーラーパネル、貯水タンクなどを備える。宮地さんによると、開院からの1カ月間で延べ759人が受診。分娩室では子どもが2人生まれた。

 以前のマケニ村は無医村で、近くの医療施設まで歩いて約4時間かかっていた。村の住民が診療所開設に向けた運動を開始。非政府組織(NGO)から国際医学生連盟(IFMSA=通称・イフムサ)日本支部に協力依頼があり、2017年春、イフムサに所属していた宮地さんが現地を視察した。

任意団体「ザンビア・ブリッジ企画」代表を務める宮地さん

 中学生の頃、国際医療援助団体「国境なき医師団」の活動を知って医師を志したという宮地さん。診療所建設の必要性を感じ、帰国後、イフムサに所属する他大学の医学生らとともに団体「ザンビア・ブリッジ企画」を立ち上げた。

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