由利本荘市沖のボーリング調査に着手 風車建設に向け、共同事業体
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秋田県沖で洋上風力発電事業を手がける三菱商事エナジーソリューションズ(東京)などの共同事業体は17日、「由利本荘市沖(北側・南側)」のボーリング調査に着手した。風車の建設や海底ケーブルの設置に向け、海底を掘削して地盤構造を把握するのが目的。調査は9月までの予定。
ボーリング調査は、鋼製のやぐらを使って行う。由利本荘市沖の海底10カ所にやぐらを設置し、70~120メートルの深さまで掘削して地質を調べる。
17日午前4時50分ごろ、高さ42・6メートルのやぐら1基を積んだ作業船が秋田市の秋田港向浜岸壁を出港。同10時半ごろ、由利本荘市西目町沖に到着し、およそ1時間かけて海底にやぐらを設置した。18日以降、掘削作業に取りかかる。