若者のミカタ:笹村綾子さん(三種町) ないもの探しやめ、行動しよう
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秋田で暮らす若者たちは何を楽しみに、どんな生活を送っているのでしょう。「秋田には何もないよね」。若者はよくそんな言葉を口にしますが、本当でしょうか。連載「若者のミカタ」第5部は、休日の若者たちのリアルな姿を追います。
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「あー、惜しい」「この技は、足をどこに置くの」。秋田県三種町鹿渡のことおか中央公園内にあるスケートボードパークで、同町のパート従業員笹村綾子さん(36)が仲間と声を弾ませた。暇さえあればパークに通って技を磨く日々。「身近にこんな場所があるって最高」と語る。
ただ、10代の頃は違った。ネイルアートや、ヒップホップダンスを東京で学びたい。そんな夢を抱くたびに地元を否定した。「ここじゃ何もできない。東京に行きたい」
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