予約キャンセル相次ぐ、男鹿の遊覧船苦境 知床観光船事故が影響

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男鹿半島西海岸を巡る遊覧船。知床沖の事故の影響で苦境が続く
男鹿半島西海岸を巡る遊覧船。知床沖の事故の影響で苦境が続く

 北海道・知床半島沖の観光船沈没事故を受け、遊覧船事業が注目される中、男鹿市の運航業者が苦境にあえいでいる。事故の影響で団体予約のキャンセルが相次いだ上、大型連休には悪天候でほぼ運航できなかった。安全運航を徹底しているが、今後の需要回復は見通せないという。

「しばらく『船は怖い』という印象が植え付けられ、敬遠されてしまうだろう」。男鹿市の男鹿遊覧透視船の古谷之彦社長はため息をつく。

 同社は、風光明媚(めいび)な男鹿半島西海岸の風景を楽しめる遊覧船と、入道崎周辺の透き通った海中の景色を船底の窓からのぞける海底透視船の2隻を運航する。知床沖の事故から1週間後の大型連休から今年の営業を始めた。

 事故後、6月に予定されていた県内小中学校の修学旅行計4件、約40人分がキャンセルされた。古谷社長は「事故の影響で保護者が不安になったのかもしれない」と肩を落とす。