イノシシの餌にワクチン仕掛ける 飼育豚への豚熱感染防止策

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土の中に埋める餌には、アルミフィルムで覆われた液体のワクチン(写真右)が入っている
土の中に埋める餌には、アルミフィルムで覆われた液体のワクチン(写真右)が入っている

 秋田県内の飼育豚への豚熱(CSF)感染を防ぐため、県は本年度、ワクチン入りの餌を山林に仕掛けて野生イノシシに食べさせる新たな対策に乗り出した。陽性例が確認された県などで既に実施されており、本県は全国で29番目の導入。養豚場で発生する豚熱の感染源となる野生のイノシシに免疫を付けさせることで、感染防止を図る。

 豚熱は豚やイノシシに感染するウイルス性の家畜伝染病。2018年に岐阜県内の養豚場で26年ぶりに陽性が確認された後、近隣の県にも広がった。本県での感染はこれまで確認されていないが、今月までに岩手、山形、宮城などでは確認されており、県は対策を強化する必要があると判断した。

 本年度はイノシシの目撃情報の多さや、10キロ圏内に養豚場があることなどを考慮し、市町村や畜産関係団体とも協議の上で由利本荘市、湯沢市、にかほ市、羽後町、東成瀬村の山林など計約50カ所を対象地に選定。1カ所につき20個ずつ、春と秋の2回、ワクチン入りの餌を仕掛ける。

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