甲状腺がん訴訟、東電は争う姿勢 被ばく線量はわずか

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東京地裁が入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関
東京地裁が入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関

 東京電力福島第1原発事故による放射線被ばくの影響で甲状腺がんになったとして、事故当時6~16歳で、福島県に住んでいた男女6人が東電に計6億1600万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、東京地裁で開かれた。被ばくと甲状腺がんとの因果関係が争点で、東電側は争う姿勢を示した。

 東電側は、国と福島県が2011年3月下旬に原発周辺の子ども約千人を対象に実施した調査で、約45%に甲状腺被ばくがみられたものの、線量はわずかだったと指摘。国連放射線影響科学委員会が14年に公表した報告書でも、事故による「多数の甲状腺がんの発症はない」と主張している。