時代を語る・明石康(18)国連大学設立に奔走
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1969(昭和44)年にウ・タント事務総長(当時)は国連大学の設立を国連総会に提案しました。戦争のない世界に向けて行動できる若者を育てる場が必要だと考えていたのです。
しかし、日本や発展途上国の賛成に対し、米国や英国、フランスなどは反対でした。先進国は新たな財政負担を嫌がり、自国の大学が既に国際性を備えている自信もあって態度は冷たいものでした。国連教育科学文化機関(ユネスコ)からも提案が単純過ぎると批判されました。
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