災害弱者に特段の配慮必要 「具体的なシミュレーションを」
有料会員向け記事
連載「津波リスクと高齢化」④
松冨英夫氏(秋田大名誉教授)に聞く
地域社会が高齢化し、自助や共助に不安を抱える住民が増える中、最大クラスの津波にどう備えるべきか。2016年公表の県津波浸水想定の調査委員会委員長を務めた松冨英夫・秋田大名誉教授(68)=水工学=に聞いた。
―高齢化が進む社会の津波防災について、考えるべきポイントは。

「利便性とリスクは裏表の関係にある。海の近くは漁をなりわいとすることができるし、川沿いの平たんな土地は暮らしやすい。きつい言い方になるかもしれないが、私たちの暮らす地域や集落は、利便性を求めて危険地域に成り立ってきたという点を自覚する必要がある」
お気に入りに登録
シェアする
この記事は有料会員限定です
(全文 1415 文字 / 残り 1126 文字)
電子版を有料購読すると
秋田のニュース・話題をナンバーワンの情報量で。秋田に関わるあなたの仕事や暮らしに役立つ情報満載です。
- 有料会員向け記事が読める
- 各種メールでニュースを見逃さない
- 新聞併読コースならデジタル紙面が読める