死んだクニマスから黄色い卵 繁殖可能な成熟度か、未来館
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秋田県仙北市の田沢湖クニマス未来館で飼育され、4月に寿命を迎えて衰弱死したクニマスから鮮やかな黄色い卵が採取された。展示水槽での人工飼育下でも繁殖できる状態まで成熟していたとみられ、将来的には県内で人工授精しふ化させられる可能性もある。
黄色い卵が採取されたのは4月19日に未来館の展示水槽で死んでいるのが確認された雌の4歳魚。2019年春に山梨県から貸与されて未来館で飼育していた18匹のうちの1匹で、今年1月上旬から体全体が茶褐色になる成熟期の特徴が見られるようになっていた。