裁判員裁判13年、県内法曹三者に聞く 求められる市民の視点

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 市民が重大事件の刑事裁判に参加する裁判員裁判が始まってから、今月で13年を迎えた。秋田県内では制度開始から今年2月までの速報値で、500人以上が裁判員、補充裁判員として審理に参加、70人が判決を受けた。最高裁のアンケート調査では、裁判員を務めた人の満足度が高い一方、裁判員候補者の辞退率は増加傾向にある。秋田地裁の平田直人所長(61)、秋田地検の馬場浩一検事正(57)、秋田弁護士会の松本和人会長(45)の県内法曹三者の代表に、制度の意義や課題などについて聞いた。

秋田地裁・平田直人所長 若い世代の教育重要

 裁判員制度の導入で、裁判所は意識改革を求められた。それまでは、裁判官同士お互いのやり方に口を出さないのが流儀だったが、制度を導入して試行錯誤する中で、部署の垣根を越えて議論し合う文化が生まれた。今後も司法改革が進む上で、利用者目線を大事にして議論していく下地になっている。

 制度導入当初と、現在の秋田地裁の両方を知る裁判官に聞くと、初めは手探りだったこともあって口の重い裁判員も多かった。しかし、今は裁判官と裁判員の距離感が縮まり、裁判員からの積極的な発言が増えて評議が活発化してきているという。

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