肥料大幅値上げ、コスト増に懸念の声 ウクライナ侵攻影響

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県内のJA倉庫に保管されている肥料
県内のJA倉庫に保管されている肥料

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は、地方組織に6~10月に販売する肥料について、前期(昨年11月~今年5月)に比べ最大94%値上げすると発表した。輸入の尿素を94%、塩化カリウムは80%、複数成分を組み合わせた「高度化成肥料」は55%それぞれ引き上げ、いずれも過去最高となる。原料調達先のロシアによるウクライナ侵攻などが影響した。

 原油高騰に伴う肥料原料価格や輸送費の値上がり、円安進行も価格の押し上げ要因となっている。

 尿素は原料のアンモニアが天然ガス高騰に伴い上昇している。中国の尿素輸出規制も影響した。塩化カリウムはロシアと、ロシアの友好国ベラルーシが主要な産地で供給が滞っている。JA全農は原料調達先の切り替えを進め、安定確保に取り組むとしている。

県内農家「米価下落の中、痛手」


 JA全農が6~10月に販売する肥料価格を前期より大幅に引き上げると発表したことを受け、県内農家からは採算悪化を懸念する声が上がった。識者は肥料価格の上昇が今後も続くとの見通しを示し、土壌診断を基に肥料の使用量を見直すなどの対策が必要と指摘した。

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