北斗星(6月7日付)
ツイッターなど交流サイト(SNS)でフォロワーをたくさん獲得したいと思うなら、一番いい方法は読んだ人にとって役に立つ情報を継続的に投稿することだ―。大手ネットメディアの編集者からこんな話を聞いた
▼確かに自分がフォローしているのは仕事や趣味に役立つ最新動向を教えてくれる人や、秋田のさまざまな分野で活躍し、具体的な体験から得た知見をつづっている人が多い。逆にフォローをやめたくなるのは、読んだ人の役に立ちそうもない自己アピールばかりの人という気がする
▼2013年の公選法改正によりインターネットを選挙活動に利用できるようになった。県内でも国政・地方を問わずSNSを使う政治家は増えている
▼全国を見渡すと、生活に関わる制度変更などについてSNSで分かりやすく解説したり、人々の困りごとをすくい上げて政策提言に生かしたりしている例もある。こうした政治家は着実にフォロワーを増やし、SNSを通じ信頼を獲得しているように見える
▼一方、普段はSNSをさっぱり使っていないにもかかわらず選挙が近づくと急に書き込みを増やすタイプもいる。有権者は「選挙だけが目当てでSNSをやっている」と思うかもしれない。自己アピールばかりの投稿に好意的反応は少ないようだ
▼政治家のSNSの使い方からは、その人が政治に取り組む姿勢が透けて見えるとも言えるだろう。間もなく参院選。立候補予定者たちの投稿をチェックしてみようか。
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