希少な夏イチゴを特産品に 仙北市の男性2人が栽培挑戦

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夏イチゴの栽培を始めた浅利さん(右)と門脇さん
夏イチゴの栽培を始めた浅利さん(右)と門脇さん

 秋田県仙北市西木町桧木内の浅利喜一郎さん(63)と門脇斉さん(59)がこの春から、国内で産地が限られる夏イチゴの希少品種「なつあかり」の栽培に取り組んでいる。西木町のイチゴ生産会社「ストロベリーファーム」から技術指導や施設導入のサポートを受け、栽培までこぎ着けた。地域を一大産地にしようと意気込んでいる。

 2人はいずれも勤務先を退職した後、高収益が見込めるなつあかりの栽培に興味を持ち、ストロベリーファームのハウスで生産のノウハウを学んできた。昨年それぞれ自宅隣の農地にハウスを建て、今年5月に浅利さんは996本、門脇さんは1536本の苗を植えた。

 ストロベリーファームは2人が最小限の投資で始められるよう、栽培に必要な施設の導入や苗の提供など就農を全面的にサポート。ハウスに腰の高さほどの栽培棚を設け、センサーで室温を自動管理したり、設定した時間に養液を自動注入したりするシステムの構築も支援した。

 同社は、岡山市の建設コンサルタント会社「エイト日本技術開発」が地方創生を目的として仙北市に設立した子会社。売れる農産物を作り、高収益のビジネスモデルを確立して普及させることを目指している。

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