地方点描:再開発の行方[能代支局長]

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 老朽化した長屋構造の建物が並ぶ能代市中心市街地の畠町通りで、再開発構想がいよいよ具体的に動き出す。地権者らでつくる再開発準備組合が年内の基本構想策定に向け、19日午後1時から市役所でワークショップを開く。整備する再開発ビルにどのような機能が必要なのか、市民から幅広く意見を聞く機会にしたいという。

 4月に行われた準備組合の総会では、参加者の一人がこう意見を述べた。「私らが欲しいものではなく、市民が畠町に何を希望するのか。市民がいらないものをつくっても人は集まらない」。かつてのように大勢の人でにぎわう中心市街地に再生し、地域活性化につなげたい―。そんな思いで取り組もうという決意表明に聞こえた。

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