ハチ公縁に新たな連携 大館産の野菜、渋谷の飲食店に販売

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14日朝に収穫されたスナップエンドウ。この後、東京に送られた=大館市曲田
14日朝に収穫されたスナップエンドウ。この後、東京に送られた=大館市曲田

 秋田県大館市など4市町村でつくる地域連携DMO(観光地域づくり法人)の「秋田犬ツーリズム」(中田直文会長)は今月から、大館産の野菜を東京・渋谷の飲食店などに販売する事業「シブヤマルシェ・ハチベジ」を始めた。受発注方法の改善や輸送コストの低減を図りながら「産地直送型取引システム」を構築し、持続可能な農業と地域間交流の促進を目指す。

 忠犬ハチ公を縁に交流を進める大館と渋谷の新たな連携事業として実施。産地直送野菜の仕入れルートを模索していた渋谷区の「渋谷百軒店商店会」(安本隼三会長)と、人口減や高齢化に伴う店舗利用者減への対応を検討していた大館市の「陽気な母さんの店」(石垣一子社長)が参画している。

 新事業は陽気な母さんの店が週1回、会員農家が生産する旬の野菜などを示し、商店会の加盟店から注文を受ける仕組み。市場が休みとなる水曜日に新鮮な野菜が届くように収穫や発送の日を調整している。

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