川反の店、3年半で118軒減少 長引くコロナ禍で打撃

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人通りの少ない川反通り。明かりのついていない店も目立つ=8日午後7時ごろ

 長引く新型コロナウイルス禍の中、秋田市の繁華街・川反から店の明かりが幾つ消えたのか―。同市のNPO法人が独自に調査し、結果を今月公表した。川反の中心部における2018年秋以降の店数の推移を調べたところ、今月まで約3年半の間に154軒もの店が閉店したことが分かった。この間に新規開店した店もあり、店数は差し引き118軒減となった。

 調査主体は、秋田市中通で飲食店やデザイン事務所を営む「スピカ旅行社」のメンバーでつくるNPO法人「リコリス」。大町3丁目から6丁目までの川反通り、赤れんが館通り、横町通り、すずらん通りの各沿道を中心に、飲食店が集積している南北約400メートル、東西約200メートルの範囲を調査対象とした。

 コロナ禍以前の18年11月発行の住宅地図と、コロナ禍に入った後の20年11月発行の住宅地図を使って記載されている店名を比べ、店数の増減を把握した。この2年間では、70軒の店が地図から消えていた。

 また、先月下旬から今月上旬には、リコリスのメンバー3人で約1週間かけて川反を歩いて回り、各店の営業実態を現地調査した。その結果、20年の地図に載っていた店のうち84軒がなくなっていた。

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