しんどい若者に贈る映画 「ヘタな二人の恋の話」佐藤周監督ら

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佐藤周監督(左)と、脚本担当のいまおかしんじ
佐藤周監督(左)と、脚本担当のいまおかしんじ

 社会にうまくなじめない男女のささやかな恋を描いた映画「ヘタな二人の恋の話」が7月1日公開。佐藤周監督は「不器用でも必死に生きる2人の物語。人生しんどいな、という若い人に見てもらいたい」と話す。(共同通信=高田麻美)

 夜の街で偶然出会った綾子(街山みほ)と祐太(鈴木志遠)。2人とも恋愛経験ゼロで、アルバイトも長続きしない。脚本を担当したいまおかしんじは「他人が当たり前にやっていることができない、という生きづらさを描いた」と語る。

 自己肯定感の低い者同士が身を寄せ合うように始まった2人の恋はぎこちなく、傷つけ合うことも多い。「それでもほんの一瞬、輝くような時間があるから生きていけるのかな」と、いまおか。つらいときこそ、身の回りの小さな幸せに目を向けてほしいという。

 社会の片隅で懸命に生きる若者の恋とセックスを描く新レーベル「マヨナカキネマ」の第1弾。佐藤監督は「ぬれ場は作品に欠かせないが、俳優さんにいろいろなものを背負わせてしまっている感覚はあった」と胸の内を明かす。

 撮影では立ち会うスタッフの数を減らすなどの配慮に加え、事前の説明に時間をかけた。「大事なのは、なぜこの場面が必要なのか、俳優さんが納得して演じられること。そのためにできることはやっていきたい」

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