コロナ可視化に「PDFの壁」 秋田県、改善検討へ

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 全国の自治体がオープンデータ化している情報の一つに、新型コロナウイルスの感染者情報がある。地域別や年代別のデータをグラフなどで可視化することで、細かな感染動向が把握しやすくなるからだ。ただ、秋田県はコロナ感染者に関するデータをPDFの集計表でしか公開していないため、活用が難しい状況が続いている。

 ●日の新規感染者数は●人。保健所別の内訳は秋田市●人、大館●人、横手●人…。毎日の夕方以降にニュースとして流れる県内の感染者数は、秋田県と秋田市が公表する資料が基になっている。県と市はこの資料をPDFファイルにしてホームページで公開。新規感染者の地域や年代別の内訳が確認できるが、時系列の推移は把握しにくい。

 県はもともと保健所管内までの居住地、年代、性別といった感染者の属性をリスト形式で公表していたが、今年2月に現在の集計表形式に切り替えた。保健・疾病対策課の担当者は「今年に入ってからのオミクロン株拡大で感染者が急増し、保健所の業務負担が大きくなった。感染者1人1人に公表する項目を確認するのが難しくなり、確認が不要な形式に変更した」と説明する。

 ただ、全国的に感染者が急増したオミクロン株流行後も、時系列の動向を把握できるオープンデータの公開を続けている自治体もある。

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