秋田ドクターヘリ運航10年(中)地域連携 冬の着陸場所どう確保
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「先生、そこに降ろしますから飛び降りてください」。パイロットの言葉で、秋田赤十字病院救命救急センター長の藤田康雄医師は決断した。機体がホバリングしながら雪面ぎりぎりまで降下、藤田医師は医薬品などが入ったリュックを背負って、雪が積もった地面に飛び降りた―。
2015年冬、藤田医師は秋田市上北手の赤十字病院からドクターヘリに乗り、県央部で除雪車にひかれた高齢女性の救護へ向かっていた。外傷は処置が遅れるほど出血し救命率が下がる。患者は骨盤骨折の疑いもあり、一刻一秒を争う状況だった。
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