JR、ローカル線収支公表へ 県内4路線で低迷、地域交通の在り方模索
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JR東日本は、利用者数の減少が深刻なローカル線の収支状況を7~8月ごろに公表する方針を示している。新型コロナウイルス禍で鉄道利用が振るわない中、収支が厳しい路線を明らかにし、バス輸送への転換などを含めた議論を進めたい考え。先行して収支を公表したJR西日本の基準に当てはめると、秋田県内では4路線が対象となる。
JR西日本は4月、路線維持が難しくなっているローカル線として、コロナ前の2019年度で1日の平均通過人員(輸送密度)が「2千人未満」の区間の収支を初めて公表。対象となった17路線30区間の全てで、17~19年度平均が赤字だった。
JR東は2月、地方交通網の在り方に関する国土交通省の有識者検討会にローカル線の現状などを提示した。資料によると、県内のローカル線は男鹿線(男鹿―追分)と田沢湖線(盛岡―大曲)、花輪線(大館―好摩)、五能線(東能代―川部)、北上線(北上―横手)の5路線。このうち、秋田新幹線が走行する田沢湖線を除く男鹿、花輪、五能、北上の各線がJR西の基準に該当した。
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