磨いた技競い合う 昼竿燈、中通で始まる【動画】

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 秋田市中通のエリアなかいちにぎわい広場で4日始まった秋田竿燈まつり妙技大会では、差し手とはやし方が磨き上げた技を競い合う真剣な姿を披露した。大会の合間には、出演者が合同演技を披露して会場を沸かせた。

 今年は、大若の団体規定に102チーム(1チーム5人)、団体自由に42チーム(同)、個人に93人、はやし方に47チーム(1チーム3人)がエントリー。4日は各部門の予選が行われた。

妙技大会(昼竿燈)が始まったエリアなかいちにぎわい広場


 差し手は長さ12メートル、重さ50キロの大若を手の平や額、肩、腰に乗せ、審査員の前で技を披露。型の美しさや姿勢の安定性などを競った。継ぎ竹や装飾の数で加点される団体自由では、華やかな花がさや大きくしなる竿燈が観客の目を引きつけた。

 家族で技に見入っていた秋田市桜の会社役員中西広樹さん(43)は「一つ一つの技を間近で見られる妙技会は、夜の演技とは違う良さがある」。初めて妙技会を見たという息子2人も「すごい」と口をそろえた。大阪府から訪れた寺島朱實(あけみ)さん(78)は「よほどの訓練がなければできない技だと思う」と驚いていた。

 団体規定、自由に出場した柳町の差し手鈴木一誌さん(47)は「風向きが一定ではないので、バランスを取るのが難しい。『とにかく高く継ぐ』のがうちの町内の強み。決勝に進めたら、もっと高く継ぐ」。

 はやし方に出場した駅東の葛西千尋さん(26)は「小さい頃から仲良しの3人で息を合わせて、町内ならではの見せ場を作ることを意識した。緊張したけれど、仲間の笑顔を見て安心して演奏できた」と語った。

 妙技大会は担い手の技術向上を目的に1931年から開かれており、今年で74回目。5日も大若各部門の予選を開催。最終日の6日は決勝のほか、小学生が中心の小若団体規定、はやし方を行う。小若には、団体規定29チーム(1チーム5人)、はやし方26チーム(1チーム3人)が出場する予定。