県内で土砂災害リスク高まる 情報生かし迅速に避難を

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 秋田県内は8月に入り記録的な大雨に見舞われている。9日には1時間雨量が50ミリを超える地域もあった。今後1週間ほど前線が本県付近に停滞し、警報級の大雨となる日が続く見込み。専門家は長引く大雨による土砂災害に警戒が必要として、各種情報を活用して迅速に避難をするよう呼びかける。


住んでる地域から確認できます!
秋田の洪水・土砂災害リスクマップ


 土砂災害には、集中豪雨などで地盤の緩んだ斜面が瞬時に崩れ落ちる「崖崩れ」や、渓流にたまった土砂が長雨などで一気に下流へ押し流される「土石流」などがある。いずれも土砂の動きが速く、のみ込まれて命を落とすケースもある。

 秋田地方気象台は、土砂災害への注意を特に必要とする場所として「土砂災害警戒区域」を挙げる。崖崩れや土石流が発生すれば命に危険が及ぶ恐れがある区域で、自治体のハザードマップや県のホームページで確認できる。

 県河川砂防課によると、県内の土砂災害警戒区域は急斜面や崖、渓流の近くなど約8千カ所。同課は「自分の住む地域が土砂災害警戒区域であるかどうかを把握し、土砂災害警戒情報にも注意して、避難に生かしてほしい」としている。

 避難の判断材料として、気象庁は土砂災害の発生リスクをリアルタイムで地図上に表示するサイト「キキクル」の活用も勧めている。発生の危険度を予測し、黒や紫など5段階に色分けして必要な行動を示す。

 3日の大雨で被災した山形県内を調査した東北大の加村晃良助教(地盤工学)は「雨で水分がたまっている場所は、より地盤が緩みやすいため土砂災害リスクが高まる。橋や堤防が決壊する危険もあるので、河川の増水や氾濫などにも警戒してほしい」と話している。

秋田県・土砂災害警戒情報

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