三種川氾濫から一夜 住民ら、片付け作業に追われる【動画】

 秋田県三種町の三種川の氾濫から一夜明けた11日、建物の浸水被害などを受けた地域では、住民らが朝から片付け作業に追われた。

農業用機械の格納庫に流れ込んだ泥をホースの水で洗い流す近藤さん=11日午前9時45分ごろ、三種町下岩川


 同町下岩川地区の農家近藤薫さん(73)は、農業用機械の格納庫約80平方メートルが浸水被害を受けた。壁や窓には高さ約1・2メートルまで浸水した跡が残り、床一面には粘度の高い泥が約5センチ堆積した。

 ホースで泥に水をかけて、シャベルでかき出す作業に追われた近藤さんは「朝7時から1人で作業しているが終わりが見えない。トラクターやコンバインなどの機械も水に浸かってしまったので修理に出さないといけない」と肩を落とした。

商店が浸水し、片付けに追われる店員ら=11日午前9時半ごろ、三種町下岩川


 自宅が床上浸水した同地区の80代女性は、家の中に入り込んだ泥や木の枝などを取り除く作業に精を出した。「ニュースでは今後も雨が降り続くと言っていた。また氾濫するのではないかと思うと、とても怖い」と話した。

民家脇に運び出された布団=11日午後1時10分ごろ、三種町下岩川


 三種川は10日深夜から徐々に水位が低下。町と消防は11日午前9時から被害状況を確認する現地調査を行った。田川政幸町長は「短時間で異常な量の雨が降った。農業被害の状況も確認して対策を講じる。県にも支援を要望していく」と述べた。


 この日は、佐竹敬久知事も被害の大きかった同町上岩川、下岩川両地区を視察。氾濫のあった場所などについて説明を受けた。佐竹知事は「今後台風の接近も予想される。状況を常に悪い方に判断し、何かあったら避難してほしい」と呼びかけた。 三種川が氾濫した秋田県三種町では11日、住民らが片付けに追われていた。

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