北秋田市で土砂崩れ、40人一時孤立 県内大雨被害【動画】

 12日の秋田県内は、北日本に前線が停滞した影響で大気の状態が非常に不安定となり、県北から県央にかけて大雨となった。県北を中心に複数の地点で72時間降水量が観測史上最大を記録。北秋田市では土砂崩れにより市道がふさがれ、森吉山阿仁スキー場付近のペンション宿泊者ら約40人が一時孤立状態になった。

土砂崩れが起きた市道=12日午後2時ごろ、北秋田市阿仁鍵ノ滝


 市によると同日朝、森吉山阿仁スキー場に通じる阿仁鍵ノ滝の市道で土砂崩れが発生。スキー場の従業員と近くのペンションの宿泊者ら計約40人が取り残された。

 市が土砂を撤去し、午後4時ごろ孤立状態を解消。宿泊者らは阿仁公民館に一時避難した後、帰路に就いた。安全確認などのため市道はその後も通行止めとなっている。

 ペンションに宿泊していた宮城県美里町の女性(61)は同日朝に宿を出て、土砂が市道を埋め尽くしているのを目撃した。「昨晩雨が降り続いて不安だった。タイミングが悪ければ被害に遭っていたかもしれない。無事で何よりだ」と話した。

 市内ではこのほか、青少年野外活動センターに通じる市道で土砂崩れが発生。センター職員ら6人が約5時間40分にわたって取り残された。市内14カ所で道路冠水も発生した。

 また、横手署などによると同日午前9時15分ごろ、横手市増田町増田の成瀬川で釣りをしていた秋田市の男性(54)が、川の急激な増水により中州に取り残された。男性は携帯電話で119番し、約1時間後に県の防災ヘリ「なまはげ」で救助された。男性にけがはない。

 秋田地方気象台によると、午後8時10分現在、37観測地点のうち8地点で72時間降水量が観測史上最大を記録。八峰町八森で309・5ミリ、北秋田市脇神283・5ミリ、大館市262ミリ、北秋田市鷹巣259・5ミリなどだった。

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